めしくわぬにょうぼう (おばけ×行事えほん)
表紙を見てすぐに気づきます。絵を担当しているのは,『ねぎぼうずのあさたろう』の作者・飯野和好さん。ついつい手に取って読んでしまいました。
この『めしくわぬにょうぼう』は,皆さんよくご存じのお話だと思います。あるケチで欲張りな男のところに,「飯も何もいらないから嫁において欲しい」と美しい娘がやってきて一緒に暮らし始めるお話です。
あらためて読んでみると,きちんと筋道立てて,クライマックス部分があって,最後の締めもある,いいストーリーだなぁと思いました。(この頃,そういう絵本になかなか出会わなかったので,余計にそう感じてしまいました)
見開きで1シーン,言葉使いは昔話風で味があります。飯野さんの絵もマッチしていてお話に惹き込まれます。読み聞かせに最適な一冊です。対象は幼児から。
(Story)
村一ばんのけちで,とんでもないよくばりの男がいた。そこにうつくしいむすめが,ひょっこりたずねてきたが・・・。
(Book Information)
常光 徹(文),飯野和好(絵)
童心社,2018,32p,25cm×20cm,本体1,300円(税別)
ISBN: 978-4494014637
(Related Books)
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童心社,2017,32p,25cm×20cm
ISBN: 978-4494014606
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童心社,2017,32p,25cm×20cm
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童心社,2017,32p,25cm×20cm
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